ばけばけのヒロインのモデルとなった人物は?小泉セツは怪談の語り手だった。

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2025年後期の朝ドラ『ばけばけ』がいいよスタートしました。物語のヒロイン松野トキを女優の高石あかりさんが演じています。

そこで今回はヒロインの松野トキのモデルとなった小泉セツという人物について紹介します。

小泉セツさんは日本の怪談を世界に広めた作家・小泉八雲の妻として知られています。今回はそんな小泉セツと夫婦の物語まで迫ります。

是非最後までご覧ください

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ばけばけのヒロインのモデルとなった人物は?

ばけばけのヒロインのモデルとなった人物について

ドラマ『ばけばけ』のヒロインのモデルとなった人物は 小泉セツさん です。

小泉セツさんは1868年に松江藩士族の家の次女として生まれ、幼少期から働きに出て家計を支えました。

一度結婚しましたが離縁、その後に松江で教師をしていた ラフカディオ・ハーン(後の小泉八雲) と出会います。

小泉さんがハーンに日本文化や民話を伝えたことで、八雲(ハーン)が数々の作品を世に送り出すことができたとされています。

ヒロイン「松野トキ」の設定はフィクションの人物像

朝ドラ「ばけばけ」のヒロイン、松野トキ小泉セツさんの人生をモデルとしていますが、実在の人物ではなくフィクションのキャラクターとなっています。

小泉セツ=実在の人物(小泉八雲=ハーンの妻)

松野トキ=小泉セツをモデルにした創作上の人物

小泉セツのプロフィール

項目内容
名前(戸籍上)小泉 セツ(こいずみ せつ)
生年月日1868年2月4日(慶應4年2月4日)
没年月日1932年2月18日
没年齢64歳
出生地島根県松江市南田町(松江藩に属する地域)
家系・出自松江藩の士族・小泉家の次女
養子としての育ち生後間もなく、親戚の稲垣家の養女となる
学歴・幼少期小学校入学。11歳くらいで学業を終え、機織りをして家計を支える
最初の結婚1886年頃、前田為二と結婚
最初の結婚の崩壊夫・前田為二が行方をくらまし、離婚
ラフカディオ・ハーン(小泉八雲)との出会い1891年頃、ハーンが松江に英語教師として赴任した際に、セツがその家に住み込み奉公を始めることで出会う
正式な結婚1896年2月、ハーンが帰化して「小泉八雲」となった際に、セツの戸籍に入夫する形で結婚
子ども三男一女(長男:一雄、次男:巌、三男:清、長女:寿々子)
ハーンとの業績・ハーンの作品の日本語・や理解の手助け
・ハーンの取材活動にも同行
・八雲(ハーン)没後に「思い出の記」を書き残した
晩年・死去晩年は趣味(謡曲・茶道)を楽しみながら過ごす。1932年2月18日に東京都・新宿の家で亡くなる。雑司ヶ谷の八雲の墓の傍らに葬られている
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小泉セツは才能ある怪談の語り手だった。

小泉セツは才能ある怪談の語り手

小泉セツは、夫である作家の小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)に、日本各地に伝わる怪談や昔話を語り聞かせたとされる優れた「語り手」でした。

八雲はセツの語りを基に、代表作となる『怪談(KWAIDAN)』をはじめ、多くの作品を書き上げました。 

小泉セツの語り手としての役割は、八雲の創作活動において不可欠なものでした。こうした夫婦の協力によって、日本の怪談が世界に広まりまったといえます。

セツの語りについてのエピソード

夫婦の共同作業: 八雲はセツの語りを熱心に聞き、言葉が十分に伝わらない部分も、二人の間で工夫することで、二人三脚で物語を完成させました。 

セツの語り: 八雲は、書籍を朗読するのではなく、セツ自身の言葉で語られる話を好んだそうです。

セツは故郷の出雲地方の方言で語り、八雲はそれを熱心に聞いて書き留めました。

セツの怪談語り: セツは、夜にランプの灯りを落として怪談を語り、八雲が青ざめるほど物語の世界をリアルに描き出したといわれます。

八雲夫妻の家が「幽霊屋敷のようだった」というエピソードも残されています。

怪談の創作と継承

小泉セツは、単なる八雲の妻ではなく、八雲の創作を支えた重要な人物であり、日本の文化を世界に発信する上で欠かせない存在だったといえます。

  • 八雲の創作はセツの語りから生まれた: 八雲が英語で記した「耳なし芳一」「雪女」などの有名な怪談は、セツが語った日本の昔話や民話がもとになっています。
  • 2人は文化的架け橋となった: セツは、日本の古い物語を口伝えで八雲に伝え、八雲はそれを英語の文学作品として世界に紹介する「文化的架け橋」の役割を果たしました。 
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まとめ

今回は「ばけばけのヒロインのモデルとなった人物は?小泉セツは怪談の語り手だった」というテーマでお届けしました。

セツは、夫である小泉八雲(ハーン)の創作活動を支える重要な人物でした。

彼女が語り聞かせた日本の民話や怪談は、言葉の壁を越え、八雲の筆を通じて世界に作品を送り出しました。

セツの語りがなければ、『怪談』は生まれなかったと言っても過言ではないかもしれません。

2025年後期の朝ドラ『ばけばけ』では、そんなセツの姿がどのように描かれるのか、夫婦の二人三脚の物語が楽しみです。

最後までご覧下さりありがとうございました。

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