日本フィギュア界の黎明期を支えた選手の1人である鍵山正和(かぎやま まさかず)さん。
2大会連続の五輪出場、全日本選手権3連覇という輝かしい実績を持ちながらも、鍵山さんの歩みは決して平坦なものではありませんでした。
大病を乗り越え、不屈の精神でリンクに立ち続けるその姿は、まさに「ストイック」という言葉が相応しいです。
そんな鍵山正和さんが現在、情熱を注いでいるのが、日本を代表する「2人のトップスケーター」の育成です。
名コーチの魂を継承する2人が、日々技を磨く拠点とはどこなのか。そして、その妥協なき挑戦を支えるスポンサーシップの正体は。
今回は、鍵山正和さんの知られざるストイックな経歴を紐解きながら、今まさに世界を席巻している「指導環境」について迫っていきます。
ぜひ最後までご覧ください
鍵山正和のストイックな経歴
鍵山正和のストイックな経歴とは
日本フィギュア界の礎を築いた「孤高の現役時代」
鍵山正和さんを語る上で欠かせないのは、1990年代前半、まだ日本男子が世界の表舞台で苦戦していた時代に築き上げた圧倒的な実績です。
鍵山さんは全日本選手権で3連覇(1991〜1993年)を成し遂げ、日本男子のエースとして1992年アルベールビル、1994年リレハンメルと2大会連続で冬季オリンピックに出場しました。
当時の武器は、誰にも真似できない「膝と足首の柔らかさ」を活かした深いエッジワークでした。
流行の技術に流されず、スケーティングの「基礎」を極めようとしたその姿勢は、当時から極めてストイックなものでした。
絶望から這い上がった「不屈のリハビリ」
指導者として順調にキャリアを積んでいた2018年、鍵山正和さんは脳出血という大きな試練に見舞われます。一時は命の危険もあり、体に麻痺が残るという、スケートに関わる者としては絶望的な状況でした。
しかし、ここからの歩みが鍵山さんの真骨頂です。厳しいリハビリを黙々とこなし、再びリンクに立つことを諦めませんでした。
現在では車椅子や杖を使用しながらも、鋭い眼差しで氷上の教え子たちに指示を送る姿は、まさに「不屈のアスリート魂」そのものです。
自分の限界を決めないその生き様こそが、鍵山さんの経歴がストイックといわれる理由です。
「妥協なきリアリスト」としての指導哲学
指導者としての鍵山正和さんは、身内であっても一切の妥協を許さないリアリストです。
2025年や2026年1月の大きな大会で教え子が優勝を果たしても、内容に納得がいかなければ「喜ばしくない」「アスリートとしての気持ちが足りない」と厳しい言葉を投げかけることもあります。
それは、鍵山さん自身が世界の高さを知っているからこそです。
「基礎ができていなければ、一時の勝利に意味はない」という一貫した哲学は、彼が歩んできたストイックな競技人生から導き出された結論なのです。
鍵山正和さんの選手時代の動画はこちら↓
鍵山正和の経歴とプロフィール
鍵山正和氏の経歴とプロフィールを一つの表にまとめました。2026年現在の情報を反映しています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 名前 | 鍵山 正和(かぎやま まさかず) |
| 読み | かぎやま まさかず |
| 生年月日 | 1971年4月12日(2026年1月現在、54歳) |
| 出身地 | 愛知県名古屋市 |
| 身長 | 160cm |
| 体重 | 約53kg(現役当時) |
| 学歴 | 愛知工業大学名電高等学校卒業 |
| 血液型 | O型 |
| 家族構成 | 長男(優真)との2人家族(※父・光二氏も元スケーター) |
| 結婚の有無 | 離婚(現在は独身) |
| 主な実績 | オリンピック2大会連続出場(1992・1994年) 全日本選手権3連覇(1991〜1993年) |
| 現在の拠点 | 愛知県(中京大学オーロラリンク等) |
| 主な教え子 | 鍵山優真、河辺愛菜 |
| 所属/立場 | オリエンタルバイオ スケート部 コーチ |
2人の教え子を育てる拠点とスポンサーとは
2人の教え子を育てる拠点とスポンサーとは
2人の教え子とは何者?
鍵山正和氏が現在、メインコーチとして熱血指導を行っているのは、日本を代表する以下の2人のトップスケーターです。
✅絶対的エース:鍵山 優真(かぎやま ゆうま)選手
鍵山正和さんの実の息子であり、3歳から父子二人三脚で歩んできました。2022年北京五輪の銀メダリストであり、2024年・2025年の全日本選手権を連覇。
父の現役時代を彷彿とさせる「世界一」と称されるスケーティング技術は、正和さんのストイックな指導の賜物です。
✅さらなる飛躍を狙う精鋭:河辺 愛菜(かわべ まな)選手
2022年北京五輪代表の実力者です。2025年1月より、さらなる技術向上とスケーティングの改善を目指し、正和氏をメインコーチに迎えました。
正和さんの「基礎を徹底する指導」に惚れ込み、新天地での再出発を図っています。
指導の拠点(ホームリンク)は?
鍵山正和さんと教え子たちが日々の研鑽を積んでいるのは、主に愛知県のスケート施設です。
IGアリーナ(愛知県名古屋市)
名古屋市内の主要なリンクも活用されており、スケート王国・愛知の恵まれた環境をフルに活用してトレーニングに励んでいます。
中京大学 オーロラリンク(愛知県豊田市)
浅田真央さんをはじめ数々の名選手を輩出した、日本フィギュア界の聖地です。
2人の教え子はともに中京大学に籍を置いており(または拠点としており)、この充実した私有リンクで、正和さんによる質の高い氷上練習が行われています。
強固なバックアップ(スポンサー)
鍵山正和さんの指導環境と、選手たちの活動を物心両面で支えているのが以下の企業・組織です。
- オリエンタルバイオ株式会社
健康食品等を展開する同社は、選手たちの所属先となる「オリエンタルバイオ スケート部」を運営しています。正和さんも同部のコーチとして契約しており、遠征の帯同や日々の指導が円滑に行えるよう、多大なサポートを行っています。 - 中京大学
練習拠点の提供だけでなく、大学を挙げて選手・スタッフを支援しています。 - 木下グループ(鍵山優真選手への支援)
以前からの強力なサポーターであり、練習環境の維持に貢献しています。
このように、「世界を知る師匠(正和氏)」「切磋琢磨する2人の門下生」「最高峰の練習拠点(中京大)」「手厚い支援(オリエンタルバイオ)」という4つの要素が完璧に揃ったことで、2026年のミラノ五輪へ向けた最強の布陣が整っています。
2026年2月のミラノ冬季オリンピックに期待が高まる
2026年2月、世界中の視線がイタリアのミラノ、そしてコルティナダンペッツォへと注がれます。4年に一度の祭典、冬季オリンピックの開幕です。日本フィギュアスケート界にとっても、この大会は特別な意味を持ちます。
鍵山正和さんにとって、ミラノ五輪はコーチとしての集大成とも言えるでしょう。大病という大きな試練を乗り越え、不屈の精神で再びリンクサイドに立ち続ける彼が、愛弟子たちと共に表彰台の頂点を目指す姿は、世界中のファンに勇気を与えるはずです。
「一番良い色のメダルを」。その願いが現実となる瞬間を、私たちは今か今かと待ちわびています。
2026年2月、ミラノの空に日の丸が掲げられるその時まで、鍵山正和氏と教え子たちの「ストイックな挑戦」を全力で応援していきましょう。
まとめ
今回は「鍵山正和のストイックな経歴。2人の教え子を育てる拠点とスポンサーとは」のテーマでお届けしました。
選手として、そして指導者として。形を変えながらも、一貫してスケートの本質を追い求める鍵山正和さんの姿は、多くの困難を乗り越えたからこその深みに満ちています。
2026年、ミラノ・コルティナダンペッツォ五輪を目前に控え、彼が拠点とする中京大での日々は、さらに熱を帯びていくことでしょう。
最後までご覧下さりありがとうございました
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ストイックな父であり、師である彼が、2人の精鋭とともにどのような歴史を塗り替えていくのか。これからもその歩みから目が離せません。

