NHK朝ドラ後期の『ばけばけ』の放送がスタートしました。
そしてばけばけのモデルとなった小泉八雲のゆかりの地であった静岡県焼津市に注目が集まっています。
今回は八雲さんにとって焼津がどのような場所だったのか、焼津に残る八雲さんの面影について紹介するとともに、
具体的に、焼津小泉八雲記念館をはじめ、八雲さんが愛した海辺の風景や、滞在した旅館の跡地など、当時の雰囲気に触れられる観光スポットについてもお届けします。
是非最後までご覧ください。
小泉八雲にとって焼津とは?
八雲さんは当時の近代化が進む東京とは対照的に、焼津には古き良き日本の風情が残っていたことに魅力を感じていたようです。
そして八雲さんにとっては、静岡県焼津市は晩年を過ごした大切な場所であり、夏の海水浴と静養のために、家族と繰り返し訪れていました。
また焼津での体験は、彼の作品にも大きな影響を与えたとされています。
小泉八雲にとって焼津とは
家族との思い出の場所
焼津での日々は、妻のセツさんや子どもたちとの大切な家族の思い出として残っています。
海水浴を楽しんだり、散歩をしたりと、八雲さんは焼津で穏やかな時間を家族とともに過ごしていました。
安息の地
晩年、多忙な生活や体調不良を抱えていた八雲さんにとって、焼津の穏やかな気候と広々とした海は、心と体を休めるための安息の地でした
明治30年(1897年)に初めて焼津を訪れてから、亡くなる直前まで毎年のように夏を過ごしていたようです。
創作の源泉
焼津での体験は、八雲さんの文学に大きな影響を与えました。
妻のセツさんから聞いた話や、地元の人々とふれあうことから、八雲さんの代表作である『怪談』をはじめとする作品のアイデアを得たとされています。
焼津に関係する作品
八雲さんにとっての焼津は、単なる安息地ではなく、彼の創作活動、アイデアを得るための重要な場所だったといえます。
焼津市にある「焼津小泉八雲記念館」では、八雲さんが焼津で過ごした日々を伝える資料が展示されています。
【八雲と焼津が関係している作品例】
『夏の日の夢』: 焼津の海岸で見た燃えるような夕焼けの感動を、『日本瞥見記』の中の章「夏の日の夢」に記しています。
妖怪スケッチ: 焼津滞在中に、怪談作品の構想を得るために多くの妖怪スケッチを描きました。
八雲に関する観光スポット
小泉八雲ゆかりの地として、焼津市は多くの観光スポットがあります。八雲さんが愛した海の風景や、滞在した足跡をたどりながら、焼津の歴史と文学に触れることができます。
焼津市の主な観光スポット
焼津小泉八雲記念館
概要: 小泉八雲の功績を顕彰し、焼津とのゆかりを伝える記念館です。八雲が焼津で過ごした日々や、地域の人々との交流、創作活動について知ることができます。
展示内容: 八雲さんのの著作や遺品、焼津滞在中に描いた妖怪のスケッチなどが展示されています。
アクセス: JR焼津駅から徒歩圏内にあり、気軽に立ち寄ることができます。
小泉八雲記念碑とゆかりの地
旧旅館跡: 八雲さんが滞在した旅館の跡地など、彼が実際に訪れた場所が点在しており、当時の面影を感じることができます。
記念碑: 焼津市内には、八雲ゆかりの場所に記念碑が建てられています。主に海岸沿いの散策路に設置されており、彼が愛した海の景色を眺めることができておすすめです。
焼津の海と風景
焼津魚センター: 八雲さんが愛した漁師町の雰囲気を今に伝える活気ある市場です。新鮮な魚介類や地元のグルメを楽しめます。
焼津海岸: 八雲が海水浴を楽しみ、文学のアイデアを得た場所といわれます。広々とした海岸を散策し、彼が「夏の日の夢」で描いたような夕焼けを想像してみるのも良いでしょう。
焼津観光のモデルコース(例)
ここでは八雲さんの面影を感じることができる、一般的な焼津のスポット巡りについて紹介します。
焼津の豊かな自然と、八雲さんが残した文学の足跡をたどりながら、ゆったりとした時間を過ごすことができておすすめです。
- 午前: 焼津小泉八雲記念館で八雲さんの生涯や焼津とのつながりを知る
- 昼: 焼津さかなセンターで新鮮な海の幸を楽しむ
- 午後: 焼津海岸を散策し、八雲さんが愛した海と風の香りを感じる。記念碑に訪れる
- 夕方: 海岸で美しい夕日を眺め、八雲さんの「夏の日の夢」に描いた情景を思い浮かべる
まとめ
今回は「ばけばけの小泉八雲にとっての焼津とは?当時に触れる観光スポットも紹介」のテーマでお届けしました。
今回の記事では、朝ドラ『ばけばけ』で注目される小泉八雲と、彼が晩年の日々を過ごした焼津の関係について紹介しました。
八雲さんにとって焼津は心が落ち着く安息地であり、古き良き日本の風情が残る、心身ともに満たされる場所であったことがお分かりいただけたかと思います。
焼津小泉八雲記念館や、八雲さんが愛した海岸線など、今も当時の面影を残す観光スポットを巡ることでより深く触れることができるでしょう。
お時間のある方は足を運んでみてはいかがでしょうか。
最後までご覧下さりありがとうございました。
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