34年ぶりに自国開催となる「東京2025世界陸上」で、日本代表の指導陣にも注目が集まっています。
そんな中で今回コーチに選出されたエディオン女子陸上競技部の監督を務める沢柳 厚志さん。
沢柳さん自身は箱根駅伝出場経験があり、実業団選手からコーチ、そして名門チームの監督へと歩んできた陸上のスペシャリストです。
これまでの豊富な指導歴と選手経験を武器に世界の舞台で日本代表を支えてくれるのではないでしょうか。
本記事では、柳沢監督のこれまでの経歴と、世界陸上コーチに選出された理由について紹介します。ぜひ最後までご覧ください。
沢柳厚志の経歴
沢柳厚志の経歴について
現エディオン女子陸上競技部監督の沢柳厚志さんは、1976年7月26日生まれ、長野県出身の陸上指導者です。
選手時代は長野県岡谷南高校を経て東洋大学経済学部に進学し、箱根駅伝に出場するなど、長距離選手として活躍しました。
大学卒業後は、雪印乳業陸上競技部に所属し、その後は愛三工業陸上競技部へ移籍。ニューイヤー駅伝やマラソンなど多くの大会に挑戦し、実業団選手として経験を積みました。
2006年からは指導者への道を歩みます。ダイハツ工業陸上競技部のコーチとして選手の育成に携わります。
2017年には、エディオン女子陸上競技部の監督に就任。2022年からは長距離ブロック監督としてチームを率い、豊富な競技経験と指導力で選手を育成しています

沢柳厚志の基本情報まとめ
項目 | 内容 |
---|---|
氏名 | 沢柳 厚志(さわやなぎ あつし) |
生年月日 | 1976年7月26日 |
年齢 | 49歳(2025年現在) |
出身地 | 長野県 |
出身高校 | 長野県岡谷南高校 |
出身大学 | 東洋大学 経済学部 経済学科 |
競技歴 | 中距離・長距離(箱根駅伝出場経験あり) |
所属歴(選手) | 雪印乳業(1999年~) 愛三工業(2001年~) |
主なレース経験 | 箱根駅伝、ニューイヤー駅伝、各種マラソン大会 |
指導歴 | 2006年:ダイハツ工業陸上競技部コーチ 2017年:エディオン女子陸上競技部監督 2022年:同チーム長距離ブロック監督 |
現在の役職 | エディオン女子陸上競技部 監督(長距離ブロック) |
世界陸上での役割 | 東京2025世界陸上 日本代表選手団コーチ |
特徴 | 選手経験と指導経験を兼ね備えた「育成型監督」 |

世界陸上コーチの選出理由
豊富な指導歴とチームマネジメント力
まず沢柳さんが世界陸上の日本代表コーチに選出された理由として、エディオン女子陸上競技部の長距離ブロック監督として培った指導力があります。
選手一人ひとりの特性に応じたトレーニングや、精神面のサポートを徹底してきた実績が評価されたといえるでしょう。
特にエディオン女子陸上競技部では、選手の走力向上だけでなく、競技生活と私生活の両立を支えるサポート体制を築き、チーム全体の底上げを実現しました。
また、チームマネジメント力にも優れ、選手同士の結束を高めるとともに、スタッフとの連携を円滑に進めることで優れた組織を築いています。その結果として多くの有望選手を国内に輩出しました。
選手としての実績
次に沢柳さんが世界陸上の日本代表コーチに選出された理由として、自身の選手としての実績が評価されたことも挙げられます。
沢柳さんは、学生時代に中長距離ランナーとして活躍し、大学在籍中には箱根駅伝にも出場しました。
その後、実業団に進み、駅伝や全国規模の大会で活躍しました。このように競技実績を重ねることで、豊富なレース経験やノウハウを蓄積しています。
それまでに培った「極限状況で判断力」や「チームのために走る精神」は、現在の指導者の立場に大きく生かされているのではないでしょうか。
現役時代の走りを知る後輩や教え子からも信頼が厚く、競技者としての経験が、長距離選手育成に大きな説得力を与えています。
まとめ
この記事では「エディオン陸上監督の沢柳厚志の経歴を紹介。世界陸上のコーチ選出の理由」というテーマでお伝えしました。
沢柳さんは学生時代から中長距離専門の選手として、箱根駅伝にも出場するなど十分な経験と実績を積み上げてきたことが分かりました。
指導者になってからは自身の競技経験を活かし、説得力のある指導をし続けてこられました。このような豊富な陸上の経験から世界陸上の日本代表のコーチに選ばれたといえます。
これからも日本陸上界の強化に貢献されることに期待しましょう。最後までご覧くださりありがとうございました。