柔道界の常識を次々と塗り替えてきた角田夏実(つのだ なつみ)選手。20代後半からの階級転向、そして30代での世界制覇という波乱万丈で遅咲きといえる経歴の裏には、彼女にしか歩めない独自の道がありました。
そんな最強の柔道家が、現役引退という節目に掲げた「驚きのビジョン」とは?今回は 彼女のこれまでの軌跡を振り返りながら、未来に向けた決意についてお届けしていきます。
ぜひ最後までごらんください
角田夏実の遅咲きで天才的な経歴
角田夏実の遅咲きで天才的な経歴とは?
柔道界において、10代や20代前半で世界の頂点に立つのは珍しいことではありません。しかし、角田夏実選手の歩んだ道は、そのどれとも異なる「異例中の異例」です。
エリートではない「国立大」出身のバックボーン
多くのトップ柔道家が強豪私立大学へ進む中、彼女が選んだのは東京学芸大学(国立)。そこで磨き上げたのは、後の代名詞となる「巴投げ」と「関節技」でした。
強豪校の枠にハマらない独自のスタイルを確立したこの時期こそ、彼女の「天才性」が芽生えた原点と言えるでしょう。
27歳での大きな賭け「階級変更」
彼女のキャリア最大の転機は、27歳の時に訪れました。
東京五輪への出場を逃したことを機に、52kg級から48kg級への転向を決意。減量の厳しさや年齢的な限界が囁かれる中での決断でしたが、この「崖っぷち」からの再出発が、最強伝説の幕開けとなりました。
30代で迎えた圧倒的な黄金期
階級転向後、彼女の才能は一気に開花します。
- 世界選手権3連覇: 2021年、2022年、2023年と圧倒的な強さで連覇。
- パリオリンピック金メダル: 31歳11ヶ月という日本柔道女子史上最年長で世界の頂点へ。
30歳を過ぎてなお進化し続け、対戦相手に「何をされるか分かっていても防げない」と言わしめるほどの圧倒的な技術力。まさに、年齢という壁を実力で壊してみせたのです
角田夏実選手のパリオリンピックでの見事な巴投げが見られる動画はこちら↓
角田夏実の経歴とプロフィールのまとめ
| 項目 | 内容 | 備考・詳細 |
|---|---|---|
| 氏名 | 角田 夏実(つのだ なつみ) | |
| 生年月日 | 1992年8月6日 | 2026年2月現在、33歳 |
| 出身地 | 千葉県八千代市 | |
| 身長 | 161cm | |
| 血液型 | A型 | |
| 学歴 | 八千代高校 → 東京学芸大学 | 国立大学出身の異色の経歴 |
| 所属 | SBC湘南美容クリニック | |
| 段位 | 五段 | |
| 家族構成 | 父・母・姉の4人家族 | 父・浩二さんは元整骨院経営 |
| 結婚の有無 | 独身(2026年1月時点) | 引退会見で「結婚願望はある」と言及 |
| 階級 | 52kg級 → 48kg級 | 2019年(27歳)に階級を転向 |
| 得意技 | 巴投げ、腕ひしぎ十字固め | 寝技の技術に定評がある |
| 主な戦績 | 2024年 パリ五輪 金メダル | 日本女子最年長(31歳11ヶ月)で獲得 |
| 世界選手権 3連覇 | 2021年・2022年・2023年(48kg級) | |
| 2017年 世界選手権 銀メダル | 52kg級での実績 | |
| 2025年 GSバクー 優勝 | 引退直前、32歳で果たした最後のGS制覇 | |
| 現状 | 2026年1月30日に引退を表明 | 競技の第一線を退き、普及活動等へ |
柔道の天才が選んだ、引退後の新たな挑戦とは
柔道の天才が選んだ、引退後の新たな挑戦とは
2024年パリ五輪で日本勢第1号となる金メダルを獲得し、日本中を熱狂させた角田夏実選手。30代にして世界の頂点に君臨し続けた「遅咲きの天才」が、2026年1月、ついに現役引退という大きな決断を下しました。
ファンからは惜しむ声が絶えませんが、彼女が見据えているのは、勝負の世界を超えた「柔道界の未来」でした。
「柔道が好き」という原点へ。子供たちへの普及活動
引退会見で彼女が真っ先に口にしたのは、全国各地を回って子供たちに柔道を教えたいという願いでした。
「勝つための柔道」を極めた彼女が次に目指すのは、「柔道の楽しさを伝えること」。自身の代名詞である巴投げや寝技の技術を直接伝え、次世代の芽を育てる活動に情熱を注いでいく予定です。
女性アスリートの「悩み」に寄り添う発信
30代まで現役を続けた彼女だからこそ、女性特有の体調管理やキャリアの葛藤も深く理解しています。
今後は、女性アスリートが直面する生理や健康管理、そしてライフステージの変化といった課題に対し、自身の経験を発信していく意向を示しています。
これは、競技界全体をより良くしたいという彼女なりの「新たな挑戦」です。
柔道との「新しい距離感」
「これからは柔道と、家族のような関係になりたい」
そんな言葉を残した彼女は、第一線を退きつつも、条件が整えば国内の無差別級大会(全日本女子選手権)への挑戦など、自分らしい形で畳に上がる可能性も残しています。
角田夏美選手が2026年「現役引退を表明」とこれからの挑戦について語る動画はこちら↓
角田夏実にまつわるトリビア3選
角田夏実選手をより身近に感じられる、「トリビア3選」をまとめました。特に彼女の強さの象徴である「巴投げ」と、過酷な「減量」にまつわる意外なエピソードを紹介します。
「巴投げ」はケーキを食べるために磨かれた!?
彼女の代名詞である「巴投げ」がここまで研ぎ澄まされた背景には、実は可愛らしい理由があります。
大学時代、厳しい練習の中でも「大好きな甘いケーキを食べたい!」という一心で、効率よく相手を投げる方法を研究し尽くした結果、あの神業のような巴投げが完成したといいます。省エネで勝つための工夫が、世界最強の技を生んだというから驚きです。
減量中の楽しみは「食べ物の動画」を見ること
52kg級から48kg級へ転向した彼女にとって、減量は常に最大の敵でした。
あまりの空腹に耐えかねている時、彼女が欠かさず行っていたのが「YouTubeで大食い動画や料理動画を見ること」。
自分が食べられない代わりに、他人が美味しそうに食べる姿を見ることで脳を満足させていたそうです。パリオリンピック後、念願の「生クリームたっぷりのパンケーキ」を幸せそうに頬張る姿は、多くのファンの心を打ちました。
実は「柔道が嫌い」でやめようとした過去
「最強」の彼女ですが、実はこれまでに何度も「柔道をやめたい」と思ったことがあるそうです。
特に20代中盤、なかなか結果が出なかった時期には、本気で引退を考え、一般企業への就職活動を検討したこともありました。
しかし、その「一度どん底を見た」経験があったからこそ、30代になっても焦らず、自分のペースで世界の頂点まで登り詰めることができたのです。
まとめ
今回は「角田夏実の遅咲きで天才的な経歴。最強柔道家の引退後の新たな挑戦とは?」のテーマでお届けしました。今回は「角田夏実の遅咲きで天才的な経歴。最強柔道家の引退後の新たな挑戦とは?」についてご紹介しました。
常識にとらわれない独自のスタイルを貫き、遅咲きと言われながらも世界の頂点へ登り詰めた角田選手。彼女が引退後に掲げた新たな目標もまた、柔道界の未来を大きく変える可能性を秘めています。
一つの区切りを迎えた彼女ですが、その挑戦心はこれからも止まることはありません。私たちも彼女の姿勢から学べることは多いのではないでしょうか。
最後までご覧下さりありがとうございました
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